【システム監視】Zabbix 3.4をCentOS 7にインストールしてみた

サーバやネットワーク機器などのシステムに異常がないかを監視するツールとして、Zabbixが広く使われています。
仕事でZabbixに関わる機会がけっこうあるので、今回はZabbixによる監視環境を自宅サーバにインストールして、いろいろ実験してみました。

目次

Zabbixとは?

Zabbix(ざびっくす)は、ネットワーク機器・サーバ・各種ログなどの状態を監視し、異常を検知できるオープンソースのツールです。
無料で使用できます。
個人用途はもちろん、企業の大規模システムの監視実績も豊富です。

日本語の公式サイトで、ツールのダウンロードやドキュメントの確認ができます。
本記事投稿時点の最新版は3.4系です。まもなく4.0がリリースされるそうです。

【監視するサーバの準備】インストール

まずは、監視する側のサーバに、Zabbix本体や関連ツールをインストールします。
自分自身を監視するために、エージェントツールもインストールします。

インストール方法は、公式サイトの手順を基本にしつつ、必要なものを少し追加しています。

  1. サーバにログインして、rootユーザになります。
  2. Zabbix用のリポジトリをインストール。
  3. 監視サーバツール、管理画面表示用のツール、データ収集用のエージェントツール、日本語化ファイルをインストール。
  4. CentOSにMariaDBがインストールされていない場合は、インストール、起動して初期設定。
  5. データベースの作成と、権限設定。●●●●には任意のパスワードを指定。
  6. データベースに、初期データを投入。
  7. Zabbixの設定に、データベースのパスワードを追記。

    以下の内容で、先ほど設定したパスワードを記述。
  8. firewalldで、Zabbixサーバが使用する10051番ポートと、管理画面で使用するhttpの待ち受けを許可して、設定を反映。
  9. SELinuxで、Zabbixがhttpdや他のネットワークと疎通するのを許可。
  10. httpdのZabbix用設定で、時刻表示を日本時間に変更。

    以下の行を編集
  11. Zabbixサーバ・エージェントと、httpdを起動して、自動起動設定。

SELinuxが有効である場合、Zabbixのサーバ起動に失敗することがあります。
最初に起動しようとしたら、こんなエラーが表示されました。

/var/log/zabbix_server.logにはこんなログが出ています。

/var/log/audit.logはこんな感じ。

権限がよろしくないようです。

SELinuxを止めてしまうのも選択肢かもしれませんが、それではSELinuxの意味がなくなってしまうので、auditの設定ツールを使って設定を変えましょう。

設定ツールをインストール。

必要な権限を確認。

setrlimitというのが必要とのこと。設定用のファイルを生成します。

メッセージに従い、コマンドを実行して、再度Zabbixサーバを起動。

そしたら、次はこんなエラーが。

セマフォを使いすぎとのこと。サーバを再起動したら解消しました。

さらにこんなエラーも。

audit2allowによる権限設定をもう一度実施したところ、起動するようになりました。

 

【監視されるサーバの準備】インストール

監視されるクライアント側には、データ収集を行うエージェントツールのみをインストールしておきます。

  1. サーバにログインして、rootユーザになります。
  2. Zabbix用のリポジトリをインストール。
  3. データ収集用のエージェントツールをインストール。
  4. firewalldで、エージェントが使用する10050番ポートの待ち受けを許可して、設定を反映。
  5. Zabbixエージェントの設定に、監視サーバのIPアドレスを設定。

    ServerとServerActiveの行に、サーバのIPアドレスを設定。Hostnameにはクライアントの名前を追加。
  6. Zabbixエージェントの起動と、自動起動設定。

初回ログイン

サーバの準備が完了すると、下記URLで管理画面へアクセスできます。

http://サーバのIPアドレス/zabbix/

  1. 「Next step」をクリック。
    Zabbixインストール
  2. PHPが動作条件を満たしているか表示されます。「Next step」をクリック。
    Zabbixインストール
  3. データベース設定画面になります。データベースのパスワードを追加して、次へ。
    Zabbixインストール
  4. Zabbixサーバの設定画面になります。そのまま次へ。
    ここで名前を指定しておくと、ダッシュボード画面の右上に名前が表示されるそうなので、お好みで設定可です。
    Zabbixインストール
  5. 内容を確認して次へ。
    Zabbixインストール
  6. インストールが完了。「Finish」を押すとログイン画面になるので、ユーザ名Admin、パスワードzabbixでログイン。
    Zabbixインストール
  7. ダッシュボード画面が表示されます。画面右上の人型アイコンからユーザ設定を開いて、日本語化ができます。
    Zabbixインストール

まとめ

けっこうトラブルありましたが、以上でインストールと初期設定ができました。
今後は監視設定をいろいろ入れて使い込んでいこうと思います。



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